緊急地震速報の概要
2008年10月
緊急地震速報とは、気象庁の全国約200点の地震観測点および(独)防災科学技術研究所の全国約800点(下図参照)の地震計の初動(P波)データを用いて、気象庁が地震発生直後から震源の位置や規模(マグニチュード)および予想される最大震度などを短時間で推定し、大きな揺れ(S波)が到達する前に伝達して災害の防止や軽減に役立てるために配信される情報です。
下図に緊急地震速報の概要図を示します。地震が発生すると、まず震源近傍の観測点で地震波を検知し、その後時間とともに地震波を検知する観測点が増えていきます。観測データが増えるほど地震諸元(震源の位置やマグニチュードなど)の推定精度は高くなります。そこで、緊急地震速報は、地震を検知した直後から、時々刻々得られる観測データ全てを有効活用して、より精度の高い地震情報に更新し逐次配信されます。よって、1つの地震に対して短時間に複数の情報が配信されます。
なお、緊急地震速報は震源に近い場所ではS波が到達する前に通報が間に合わないことや、推定した震源の規模(マグニチュード)や各地の予測震度に誤差が生じることなどの技術的な限界もありますので、注意する必要があります。しかし、こうした技術的な限界を十分に理解して有効に活用することにより、地震の災害を大幅に軽減することが期待されます。
参考: 気象庁ホームページ
図 緊急地震速報のため使用されている地震観測点(気象庁資料)
図 緊急地震速報の概要

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